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デザイン

余白を生かす

余白

Webサイトやチラシ・フライヤー、ロゴなど、何かしらデザインを制作する際に『余白』の使い方を意識しているでしょうか?

 

よくデザインの世界では黄金比や白銀比 といった数学的比率をデザイン内に用いることで、美しいデザインに仕上げるといったことがあります。かの有名なAppleのあのリンゴのロゴや、モナ・リザの絵画、フランスの凱旋門などは黄金比を用いられ、ドラえもんやキティちゃんには白銀比を用いられていると言われています。

 

上記の黄金比や白銀比と同じくらい、用途によってはそれ以上に『余白』の生かし方はデザインをはじめとした、物や文章の見せ方・伝え方などに大きく関わってくる重要要素だと思っています。

 

目立たせたいところを大きく!伝えたいところを大きく!すればいい訳ではない

 余白の比較

 上の左右2つの画像でどちらの方が見やすい、もしくは情報が頭に入ってきやすいですか?

 

恐らく一般的には、左の画像の方が見やすく、情報も頭に入ってきやすいかと思います。(中には違う方もいるかもしれませんが…)
基本的に人間の脳は、「たくさんのビッシリ詰まった情報」などに対して、瞬間的に壁を作る・シャットダウンしてしまう習性があります。(そこにある情報が事前にどういったものかが分かっていれば別です。)

 

新規開拓や販売促進などを目的としたコーポレートサイトやサービスサイトといったものは、既存顧客以外の新規見込顧客が情報を探しにWebサイトに訪れてくる可能性は非常に高くなると思います。そういった時に、情報を気持ちよくインプットさせる、探している情報にたどり着きやすくさせる、といった工夫の一つとして『余白』の生かし方は非常に有効です。

 

情報を削る努力も必要

 

『余白』を生かすということは、必要十分な『余白』を確保するために、載せる情報量も場合によっては無理して減らさなければいけないということになります。

 

色々なWebサイトを見ていると、たまに、膨大な情報量をたんたんとつらつらとぎっしりとWebサイト上に載せているサイトがあったりもし、情報と情報との間に心ばかりでも余白が存在している場合はまだいいですが、行間も少なく、隣合ったコンテンツ同士で十分な余白が存在していない場合などには、どれだけ情報が優れていようが、重要な情報だろうが、完全に読む気を失ってしまいます。

インターネットやSNSなどの普及によって、あらゆる情報が溢れ返っている中で、必要な情報をシンプルに、伝わりやすい環境(デザイン)で相手に届ける工夫が必要だと思います。

 

 

単に『余白』をデザインのためだけに生かすということではなく、情報を伝えやすくするための工夫の一つとして、ぜひ『余白』を生かしていって欲しいなと思います。