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デザインを複数案作る理由

WEB業界に飛び込んで7年、デザイナーになって5年、複数の制作会社に在籍した私ですが、依頼されたデザインに対して、案を複数作るところはあまりなかったように感じます。
しっかりお客様にヒアリングをし、業界分析に、ターゲット(ペルソナ)の設定、きちんと下準備をすれば、もしかすると複数案作成する必要はない場合もあるかもしれません。
もちろん、予算の面から不可能だという場合もあると思います。
ただ、お客様にデザインを決めていただくという過程で、1案より2案出す方が、決めやすいという場合があるのも事実だと思います。

はっきりとどんなデザインにしたいのか…わからない…

サイトを作る時、あまたの参考サイトを見ても、実際自分の会社のサイトになった時、どうなるのか…と悩むお客様は珍しくはありません。
そこへデザインを1案見ても、比較するものがなければ「いいのかどうか」すらわからないこともあるものです。
OKを出したけど、でも心の奥底ではなっとくしきれない…本当に作りたいものはこれだったのか…と悩むのは悲しいことですよね。
いいかどうかが、2案あれば、AよりBという風に判断できることになります。
そしてよりB案をよりこんな風に進化させてほしい…という希望も間違いなく出てくるはずです。

作る側の利点

お客様からヒアリングし、希望通りのデザインを作ってもNGがでることがあります。
希望通りが希望通りではなかった(ミスジャッジ)という場合と、
希望通りすぎて、デザイナーのクリエイティブな部分がまったく発揮されていないという意味でのNGも多分にあると思います。

お客様が明確なデザインの希望がある場合
1案:お客様が希望しているデザイン
2案:デザイナーが前提条件を考慮した上で、クリエイティブ力を発揮して提案するデザイン

こういう場合、2案目が通ることもよくあることです。
希望通りのもう一歩先、希望以上、期待以上のものを作る機会を、デザイナーが得ることができる。
それも複数案提出の意義なのかもしれません。

お客様はよりよいデザインを得るために、デザイナーは自身のふり幅を広げるために、複数案デザインを作ること、考えてみるのも手かもしれません。