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印刷用データはホームページに使えるのか

元・広告代理店の片隅でWebデザインを担当していた中川です!

「ホームページと印刷物って違うの?」と思われている方、多いのではないでしょうか?前職でもよく「ホームページから写真とってきてよ!」「ちらし作ってもらったんだからホームページもささっと作ってよ」とよく言われました…。

同じようにパソコンで画像や文字を切り貼りする仕事に見えますが、印刷用のデータとWeb用のデータは、国語と英語ぐらい分野が違います。

今回はMacをそばで見ながら、Windowsを触っていた経験を活かして、印刷物からWebに流用できる部分について少しお話しいたします。

Web業界と印刷業界は、近いようで遠い…

デザインという共通部分はあるけれど、用途はもちろん、データとして使うときのルールが全然違うので、Web専門の会社にいきなり印刷物用データは作れませんし、印刷物専門の会社にいきなりWebサイトを作ってもらうこともできません…

ルール的なところ(トンボが!版下が!という話)を除いての一番大きな違いは、
Webはプログラムで見た目を再現しているのに対して、
広告やちらしは手動で見た目を再現できます。
そのため、レイアウトについての制限がかなり違うのです。

そのほか
Webは意外とカンタンに追加・修正できるのに対して、
広告・ちらしの方は形になってしまうので校正が厳しい
という業界に属する人の特性を感じさせるところもあります…

ただ、レイアウトの制約を除けば、素材については印刷物データの方が精度が高いというのが私の印象です。

画像であれば、ざっくり5倍くらい粗さが違います…

印刷物データをお持ちの場合は、ぜひWeb制作会社に提供してください。

印刷用データから使いまわせる素材は?

・ロゴ

一番身近な印刷物といえば名刺!名刺に入っている会社のロゴは、ホームページと共通にした方が分かりやすいですね。

大きな会社なら、ロゴについてのデザインデータというのが用意されています。
ですが「そんなデータ分からない…」という場合は、名刺を頼んでいる会社に問い合わせてみましょう。「ホームページに使いたいので、名刺のデータを送ってください」と言えば、ちゃんと送ってくれます。

・写真

これもホームページに掲載できますが、印刷物をただプリンタでスキャンしただけではダメです。どんなに補正をかけても粗くなってしまいます…面倒ですが、これも会社案内パンフレットをデザインした会社や印刷した会社に問い合わせて、使った写真を送ってもらうようにしましょう。

・文章

会社で用意した文章であれば著作権は会社にあります。ただ文章をもう一度打ち込むのはとてつもなく大変なので…これもWordファイルなどのデータの状態で送ってもらえれば、Web制作会社の誰かが早く帰宅できます。

・デザインや雰囲気

色味や見出しのデザイン、雰囲気などはデザイナーの腕の見せ所です。印刷物などを見せて「ここが気に入っている」というところを言ってもらえれば適宜取り入れます。もちろん会社案内やちらし以外にも、こんなの好きなんだよーと言ってもらえればデザインの参考にできるので、ありがたいです。


大きくまとめると、「印刷物をホームページに使う」ことは「ホームページの材料を印刷物に使う」よりも割とカンタンです。
ホームページ制作をこれから始める方は、ぜひ一度自分の会社を見回して、材料になりそうなものを探してみてください。