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コピーサイト、コピーコンテンツと戦ってみました。

nakagawa_20140826

先日、運用案件のお客様で、コピーサイトが見つかったとご連絡がありました。
※ちなみにこのお客様ではコピーサイト発覚は2件目で、1件目もまだ存在していました。

コピーサイトを見てみると、メニューやフッター・ヘッダーは違うものの、
商品ページは画像から詳細までまるっと流用されていました。
電話番号もなく、仕入先は振込みのみ、文章は怪しい日本語…と見るからに詐欺サイトです。

一番困るのは【〇〇店限定】と入った商品名をそのまま流用されていること…
購入者から「〇〇さんのお店と関係あるの?」と聞かれ、
販売権を限定している商品のため、仕入れ元からも何とかしてくれと依頼があったそうです。

私も何とかできないものかとデザイナーさんと色々挑戦してみまして、
結果的にコピーサイトは2件とも消えました。

どれが一番効果的だったのかが分からないのが申し訳ないんですが、
やってみたことを記録します。

Googleへ著作権侵害を連絡

これは色々なサイトで紹介されていると思います。
デザイナーさんに協力してもらい、まずは商品名に店名が含まれているものから
現サイトとコピーサイトのURLを1ページずつ送付しました。合計160ページほど…。

■Google 著作権侵害による削除
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?pli=1&hl=ja

★ポイント
参考サイトで、「コピーサイトかどうかを照合するのは人の力」という記事を読みましたので、
1ページずつ送付しました。ひとつひとつ抽出してくれたデザイナーさんに感謝です。
(過去に上位フォルダURLなどを指定して送ってみたが、拒否されたとのことです。
担当者とのメールによる直談判なども無理そうです)

★結果
量が多くなかったのか、通報後1日半~2日ほどで承諾され、検索結果から消えました。
ちなみに検索結果から排除されたときの文言はこんな感じです。

nakagawa_20140826_2
※ページ自体はサイト管理者が削除しない限り残ります。

消費者の立場から、詐欺サイトっぽい!として通報

企業間でのクレームを受け付ける窓口は、実はそれほど多くないようで、
ましてや制作代行業者の立場からでは難しそうです。

そこで消費者の立場から「詐欺じゃない?」と無料でフォームから通報できそうなところを探して、片っぱしから通報してみました。
(無料フォーム申請に限定したのは、夜11時から動いたからです…)

■インターネット・ホットラインセンター
http://www.internethotline.jp/

■ECネットワーク 消費者の皆様へ ご相談はこちら
http://www.ecnetwork.jp/public/consumer/consul.html

■国民生活センター 消費者トラブルメール箱
http://www.kokusen.go.jp/t_box/t_box.html

★ポイント
著作権侵害を受け付けてくれる箇所は非常に少なく、著作権関係の通報サイトでは
映像や文章などの創作物やソフト・プログラムがメインとなるかと思います。
ECサイトをコピーされた場合は「詐欺」として訴える方が、窓口が多くて有効かと思います。

★結果
窓口には「相談に乗ってくれるもの」「情報提供のみになるもの」がありますし、
実際に被害に遭われた方への対応を優先すべきだと思いますので、
反応があれば幸運!と思っていました。

インターネット・ホットラインセンターからは返信があり、
更に政府の海賊版窓口の情報提供サイトが紹介されました。

■政府模倣品・海賊版対策総合窓口
http://www.meti.go.jp/policy/ipr/index.html
https://mm-enquete.meti.go.jp/form/fm/honsyo01/ipr_2

また、ECネットワークからは海外サーバーを使っているので、とのことで
下記海外違法サイトへの対応窓口へ連絡したので、折り返しご連絡をお待ちくださいとのことでした。

■消費者庁越境消費者センター(CCJ)
http://www.cb-ccj.caa.go.jp/

こちらからはサーバー会社に直接メールをしてはどうかとアドバイスをもらいました。
センターから直接働きかけるということはできないようでしたが、
英語のテンプレをいただけただけでもありがたかったです。
(使う前にサイトが消えてしまったのですが…)

IPアドレスを不正サイトとして通報

サーバー会社に直接訴えてみようとサーバーを調べる際に使った、
whois情報を提供してくれるサイトでも、違法サイトサーバーの通報窓口があったので通報してみました。

■IPひろば
http://www.iphiroba.jp/index.php

★ポイント、結果
表だった変化は特になし

 


 

結果的に、発覚・通報から2週間ほどでサイトが削除されましたので目標は達成できました。

ですが検索結果に出ないからといっても、サイトがネット上に残る限りは
お客様は危機にさらされているのです。
本当の意味でお客様がトラブルに巻き込まれないようにするには、
自衛を呼びかけ、予防することが必要です。

コピー商品が多いブランド品を扱うサイトなどは早くからコピー商品への注意喚起のページがあり、かなり分かりやすく作り込みされていましたのでご参考ください。

・太田商会「ギャラリーレアのコピー(偽物)サイトにご注意ください」
http://corp.g-rare.co.jp/caution.html

【まとめ】
・サイトをコピーされないようにする施策はない
・ECサイトのコピーサイトやコピーコンテンツに対して、制作会社が打てる手は非常に限られてい
・Googleの対応はかなり早くなっているが、作業している人への配慮は必要
・消費者からの詐欺サイトに対する通報窓口はあっても、企業からのコピーサイト通報窓口は少ない
・消費者に注意を呼びかける「予防」が大事!

新たに3件目のコピーサイトが見つかったため、
まだまだ戦ってまいります…。